Appleコンピューターと新日本プロレスはとても似ているところがあるんじゃないか。
ちょっと深く掘り下げたい気持ちになりました。
長い長い低迷期がありつつも、再浮上して新しい価値観を提案する。
これができた結果の前には「メジャーなもの」という大前提が必要かもしれません。
が、たとえ「昔流行ったもの」であっても、全部が全部再浮上できるものではありません。
プロレスブームはくるのか?
ブシロードの戦略としてやってきたことは「流行ってる感を出す」ことだ。
と、ネットの記事で見ました。
日本のテレビ放送黎明期から行われてきたプロレス中継。
そこから放送されてきた生々しさは年配の方々には忘れれないものでしょう。
そして馬場猪木世代があって、闘魂三銃士。NWO、ムタ。FMW。
海外ではWWEが上場してムーブメントを引き上げました。
八百長疑惑から時代は格闘技に移りました。
格闘技のリングであっさりと倒されてしまうプロレスラー。
長いプロレス低迷期がやってきました。
この辺からまさにプロレスの再構築がはじまり、
紆余曲折ありながらもゼロ世代スター時代。が今だと思います。
年齢ターゲットを高齢から若者へ。
音楽に例える所の演歌からロックへ、くらいの方向転換がされました。
Think different
Appleコンピューターはマニアックからメジャーへのぼる所でWindows95の大展開に勝てず、
一時期は風前の灯でした。これが今は世界最大の企業になりました。
プロダクトとしてはiMacからはじまった「Think different」は
現在につながるApple再浮上の重要キーワードです。
「コンピュータ=業務用事務用」ではなく
「パーソナル」という観点から草の根展開をはじめ。
「App Store」でインフラをおさえるまでに至りました。
さらにこちらもターゲットを高齢から若者へシフトしたのが成功要因です。
「パソコン=機械」ではなく「パーソナルコンピューター=機械=インテリア」
人々が描く近未来をつきつめたロマンがあったと思います。
これから
今までの資本主義社会の中心は大人。もっと厳密に言うと年長者でした。
こうなったのは爆発的に表れた「豊かさ」が遠因だと思います。
ただ、この現在が飽和してきた今。これからの中心は若い世代になっていくべき。
と、考えちゃいます。
プロレスは戦後日本復興のシンボルであり、社会の縮図であった。
円熟したスターレスラーに若い世代が噛み付く。いつか、乗り越える。
そんな構図がなくなりはじめ、
今、若い世代のプロレスがはじまっていることに、ついて。
と、なると僕が生きる30代は大きな時代の橋渡し的なところに生きているのかな。
と、思ったりするのでした。
プロレスの話から随分遠い所にきましたが、
それくらいプロレスっていうのは奥が深い。ってことで(苦笑)